デザインで日本の未来を切り拓く。気鋭のデザイナーの新たな挑戦

最近、フォースタートアップス(以下、フォースタ)のビジュアルが変わったと評判だ。『Wantedly』の記事もそう。『STARTUP DB』もそう。格段にカッコ良くなり、インパクトが増し、メッセージ性も強くなった。その立役者は長峰幸世(Kosei Nagamine)。ユニクロの世界的なTシャツデザインコンペ「UT GRAND PRIX」で大賞をとったこともある気鋭のデザイナーは、デザインで日本の未来を切り拓くべくフォースタにやって来た。

大ヒットカードゲームのデザイン、「UT GRAND PRIX」大賞受賞…第一線で活躍

長峰は、前職ではアートディレクター、グラフィックデザイナーとして、日本を代表するヒーローキャラクターのパッケージデザインを手がけた。社内でも主要なプロジェクトだった。トイを中心に次々と投入されるヒーローアイテムを、統一した世界観の下、そのヒーローやアイテムの魅力を最大限に引き出すパッケージやポスターをデザインする。子供から大人まで多くの人を笑顔にするやりがいのある仕事で、誇りを持って取り組んでいた。

もう一つ、長峰にとって宝物となっている仕事は、とある有名デジタルカードゲームのカードデザインだ。新シリーズ投入に合わせてコンペが行われ、長峰が自ら勝ち取った仕事だ。「そのゲームの世界観を徹底的にリサーチして、それまでのシリーズにはない特徴的なアイテムに注目。それをコンセプトにしたデザインを提案しました。コンペで選ばれ、私がメイン担当として立ち上げから関わりました」と長峰は振り返る。カードゲームは大人気で、その後長く続くロングセラーコンテンツとなった。

会社で素晴らしい仕事を手がける一方で、個人の力も磨き続けた。数々のデザインコンテストに応募。手にした賞の中でもっともメジャーなものは、ユニクロが毎年、行っているグローバルなTシャツデザインコンぺティション、「UT GRAND PRIX」での大賞受賞だ。DAVID BOWIE、MADONNAなど世界的なアーティスト6組をテーマにした「UT GRAND PRIX 2013」で、長峰はTHE WHOを題材に選び、激しいライブパフォーマンスで知られる彼らの世界をグラフィックで表現。アーティスト自身も選考に加わったそのコンペで、最高賞のアーティスト大賞を受賞したのだ。デザインしたTシャツは、国内外のユニクロ店舗に並んだ。

■ユニクロプレスリリースより
https://www.uniqlo.com/jp/ja/contents/corp/press-release/2013/03/032616_utgrandprix.html

そんな輝かしい経歴を持つ第一線で活躍するデザイナーの長峰が、なぜフォースタに来たのか。長峰は言う。「前職の会社には10年以上いて素晴らしいプロジェクトに関わり、やりがいはありましたが、一方でやりきった感もありました。常に成長したいという思いがあり、次の場所を探した方がいいのではないかと考えたのです」。

「デザイン経営」宣言の衝撃。最上流に関わるデザイナーを目指すことを決意

経済産業省が2018年5月に出した報告書、「『デザイン経営』宣言」にも影響を受けた。同宣言は「経営チームにデザイン責任者がいること」、「事業戦略構築の最上流からデザインが関与すること」が重要だと謳う。「宣言では、そうしなければ世界に太刀打ちできないとも言っていました。このままでは自分も、制作の最終のアウトプットのプロではあるけれども、なぜそのアウトプットが必要なのか、その枠組みまでを決める立場にはなれない。より上流に関わるデザイナーになりたいと思いました」(長峰)。

■経済産業省 デザイン経営宣言
https://drive.google.com/viewerng/viewer?url=https://www.meti.go.jp/press/2018/05/20180523002/20180523002-1.pdf

急速にデジタル化が進むなか、印刷メディア中心の仕事にも葛藤があった。もっと上流へ。そしてデジタル領域でも活躍できるデザイナーに。トイ、ゲームの領域を離れ、日本を俯瞰して何ができるか考えるべきだ。長峰はそう思った。

決意を持って始めた転職活動のなかで、フォースタのヒューマンキャピタリストに出会った。デザイナーを必要とするスタートアップは多く、フォースタもその一つ。話を聞き、事業戦略の上流に携われること、これから本格的にブランディングを進めていくステージにあることに魅力を感じた。

「フォースタでは、本格的に会社全体をブランディングしていくと聞き、そこに挑戦したいと思いました。デザインへの理解もかなりありました。最終面接では代表の志水から日本の未来の話を聞き、軽く絶望しましたが(笑)、会うメンバーがみんな、目が輝いていて、『ああ、本気で日本を救おうとしている。自分もその一端を担おう』と思い、入社を決めました」。

多方面で長峰効果がさく裂。成長産業×デザインを体現する稀有なタレントに

長峰がジョインした効果はてきめんだ。PR担当は「『フォースタさん、ビジュアルがカッコ良すぎる!!最近変わったよね』と言われます」と明かす。

長峰が最初に手掛けたものがある。それは、Welcome WATERだ。「次世代を創造する挑戦者達と成長産業の波をつくる。」というコンセプトをおき、その波によるインスピレーションをもとに、さらにテクノロジーで進化させるフォースタブランドの姿を想像し、勢いのある“しぶき“をフォースタブルーとドットを用いてアイコニックに表現した。

長峰が手がけるものは多岐にわたる。この『Wantedly』のメンバー紹介もそう。長峰がビジュアルを手がけたものから俄然、活き活きとした魅力的な記事になっている。新チームが立ち上がり、世にリリースしたときのキービジュアルも担当した。外部のスタジオに行き、プロの手でメンバーを撮影し、仕上げた。

SNS、大学の講義、インターネットラジオなど露出の多い代表・志水のビジュアルデザインも手がける。フォースタのプロダクトである『STARTUP DB』や決算説明資料にも長峰の手が入り、メッセージを瞬時に伝える、わかりやすくインパクトあるビジュアルに変わった。それらを見た社内の様々な部署から、次々と長峰に依頼が入る。みんなの意識も変わった。デザイン=瞬時に的確に伝えることがいかに大切か、いかに威力を発するかを改めて理解した。

長峰も、この状況を楽しみながら取り組んでいる。「志水のSNSビジュアルをつくる際に、どうしたいか本人に聞いたら、一言『普通じゃないものを』とだけ言われました。自由というか、ストッパーを外されたというか、伸び伸びやっていいんだなと。枠組みのあった今までとは違い、自分の転換点になりました。志水がよく『成長産業支援はアートだ』と言うのですが、それも励みになります」と笑う。

フォースタートアップスという会社と、そこに集うタレントの世界観を表現するという点では、ヒーローものを手がけていた前職と根本は変わらないとも。違う点は「なぜ、そう表現するのか」というロジックが必要なこと。「カッコイイ」だけでは通らない。長峰は一人ひとりを理解し、フォースタを理解し、さらには成長産業とは何かと掘り下げる。渾身のアウトプットを引き出すために、長峰はどこまでも広く深い世界を理解しようとする。

今、転職時の「上流から携わりたい」という思いは十二分に満たされ、一事業を超えて一産業へと、長峰の関わる世界はさらに大きくなりつつある。成長を求めて未知の世界に飛び込んだ長峰は、成長産業×デザインという稀有なタレントとして、ハイスピードで進化しているところだ。

デザインの力で日本の未来を切り拓く。フォースタートアップスとあまたのスタートアップをデザインで支援へ

長峰に目標を聞くと、「アートとロジックの両輪でクリエイティブをつくる。デジタル領域で、デザインで日本の未来を切り拓きたい。でも、まずはフォースタのブランドを確立することですね」と答えが返ってきた。

当初は長峰自身も、何をやっている会社なのかよくわからなかったフォースタ。類似の会社はなく、フォースタが自ら「成長産業支援」という産業を創造している途上にあるだけに、伝えるのは難しい。PR担当やメンバーみんなとともにそれを言語化し、長峰がビジュアルで伝えていく。

将来はフォースタだけでなく、成長産業支援の一つとして、デザインでスタートアップを支援することももちろん視野に入っている。「事業に必死、資金調達に必死で、デザインが後回しになっているスタートアップは多いでしょうね」と長峰。だが、「『デザイン経営』宣言」に謳うように、デザインは成長を加速させる重要なファクターであるはず。それを支援できたなら、フォースタが提供する価値はますます大きくなるだろう。長峰への期待は大きく、今後、やりがいや手応えもさらに増していくだろう。

制作会社から事業会社に転じ、職場環境も一変した。周りはみんなデザイナーだった前職は、職人集団で上意下達の縦社会でもあった。今は多様な人材がいる。それぞれが自分を持ち、自由に発言する姿が長峰には新鮮だった。情報量も多く、最初こそ戸惑ったが、今はこの空気を楽しんでいる。

デザイナーが活躍できる場はたくさんある。今、いろいろな場所にいる才能あるデザイナーに「こんな世界もあるよ」とも伝えたい。思い切って飛び込んだ先には、外から見ているよりずっと広く深い世界が広がっていた。デザインの力でスタートアップがスケールし、新しい産業が勃興する。その後ろにデザイナーという偉大なる黒子がいる。

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