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Interview

『SLUSH ASIA』『プログラミングスクール』『EO Tokyo』,,, スタートアップのエコシステムビルディングに奮闘する27歳が目指す”自分らしさ”とは?

家電量販店で声を枯らしてiPhoneを売っていた新人が掴んだチャンスと成長

2013年、新卒で株式会社ウィルグループに入社した土手本怜の最初の職場は家電量販店。販売派遣のスタッフを束ねる役割で、自らもiPhoneやiPadの販売に励んだ。このままでいいのかと疑問を抱き始めたとき、チャンスが訪れた。グループ内異動でfor Startups, Inc.(旧:NET jinzai bank)へ。代表の志水は土手本に大胆に仕事を任せた。苦しみながらも難題をクリアするたびに一段ずつ高みへ。これはそんな若者の成長ストーリーだ。

SLUSH ASIA イメージ

間近で見る起業家たちの姿に圧倒された「SLUSH ASIA(現:SLUSH TOKYO)」。人生最大の感動と達成感

2015年4月、江東区青海の空き地に5つの巨大テントが出現した。世界20カ国から250組のスタートアップが集結。この日、フィンランド発の世界最大級のスタートアップイベント「SLUSH」が、「SLUSH ASIA」として初めて東京で開催されたのだ。当時、for Startups, Inc.に参画して2年目の土手本は、この光景を見ながら言葉にできないほどの感動と達成感を覚えていた。

土手本は事務局の一員として、今では恒例となっているこのイベントの立ち上げに携わった。発起人は孫泰蔵氏。数々の著名な起業家も賛同した。for Startups, Inc.も協賛していたため、土手本が事務局に加わることになったのだ。土手本は資金協賛の窓口や施工管理、当日のプログラムや展示の企画・運営、プロジェクト全体の進行管理など、様々な業務を担当した。

「とにかくコミット力がすごかった」。当時の熱気を思い出し、土手本が言う。「ビジネスの第一線で活躍している方々がボランティアでやっているのに、一切手を抜かないのです。開催は2カ月後に迫っている。普通なら、やりたいことがあっても削ぎ落すでしょう。でも孫さんも他の皆さんも、やりたいものをやりたいだけ詰め込むという思想で、いかにエキサイティングな場にできるかを考えるのです。実際、できあがったものはすごかった」。当日、会場には世界各国から起業家や投資家、100を超えるメディアが集った。数百名の学生ボランティアも力を発揮し、イベントは大成功のうちに終わった。

土手本にとって、この怒涛の2カ月の経験は大きな財産になった。苦楽を共にした仲間たちとは今も仲がいい。言わば戦友だ。来年は日本で4回目を迎える「SLUSH」。土手本は毎年参画し、貴重な経験を積み重ねている。

SLUSH Community

キャリアのスタートは家電量販店の販売。訪れたチャンスを掴み、今の自分につなげた

今や一流の起業家たちと「SLUSH」を盛り上げる土手本だが、キャリアのスタートは、実に泥臭いものだった。2013年に、新卒でfor Startups, Inc.の親会社であるウィルグループに入社。傘下のセントメディアにて販売派遣の担当として、派遣スタッフとともに電気量販店でiPhoneやiPadを販売していたのだ。「毎日、毎日声を枯らして売っていました」と土手本は振り返る。目の前の人を幸せにするだけでない働き方を求めたとき、for Startups, Inc.に異動することになった。

それまでfor Startups, Inc.の存在すら知らなかった土手本。今までと全く違う世界だが、志水が語るビジョンや構想には「なるほど」と納得するものがあった。最初のミッションは、当時、for Startups, Inc.が運営に携わっていたプログラミングスクールの事業全般のハンドリング。そのスクールでは、授業料はゼロで、そのほかの部分で収益を上げるという斬新なモデルに取り組んでいた。日本の国力を上げるためには全国民がプログラムを学ぶべきという思想からだ。土手本は、そのマネタイズをいきなり任された。若かろうが経験がなかろうが、何でも任せるのがfor Startups, Inc.流だ。人材紹介にイベント開催、広告販売など、知識ゼロから手探りで進めた。

「マネタイズを考えるなんて、全く経験ありません。とにかく毎日勉強し、正解はわからなくても前に進むしかない苦しい日々でした」。だが土手本はやった。結果的には、ヒューマンキャピタル事業とのシナジーが見込みにくいという理由で、事業を手放すことになったのだが、赤字を出さず、一応のミッションを果たした。

「でも、for Startups, Inc.の事業として成功させられなかったことに後悔が残りました」と土手本。その苦い思いも糧に、次に取り組んだのが冒頭の「SLUSH ASIA」だった。

25歳や27歳の若手に大胆に任せるfor Startups, Inc.に感謝。新たな挑戦もスタート

「スクールの撤退は辛い思い出ですが、でも考えてみれば、スクールも『SLUSH ASIA』も、入社2、3年目の自分にポンと任せてくれて、投資もしてくれました。こんな会社はないと思います。感謝しかありません」。土手本は言う。家電量販店の販売から一変した仕事の数々。だが今、for Startups, Inc.の中には「土手本ならできるでしょう」という空気があり、土手本自身にも「どんな仕事が来ても大丈夫」という自信と、自ら仕事を取りに行く気概がある。

実際、新たなチャレンジも始まっている。「EO Tokyo(Entrepreneurs' Organization=起業家機構)」の事務局だ。年商1億円以上、創業社長のみが入会できる世界的ネットワークで、多くの素晴らしい経営者を輩出している。「発起人はグロービス代表の堀義人さんです。でも20年前にできたので、今やメンバーは40代~50代が中心。これからの日本を支える20代に参加してもらうために新しい事務局が始動するタイミングで誘って頂き一緒にやることになりました」。土手本は経緯を説明する。「これからの起業家を輩出し、育成しなければいけません。for Startups, Inc.とも、SLUSH TOKYO(旧:SLUSH ASIA)ともビジョンは一致しています。EO Tokyoでも20代、そして日本を盛り上げたいです」。

for Startups,Inc.感謝祭

キャピタリスト業プラスアルファの挑戦で自分らしさを発揮。30歳までは突っ走る!

「for Startups, Inc.に来て本当に良かった。ウィルグループはもちろん、2013年に新卒で人材業界に入った人の中でも、僕が一番幸せなキャリアを積んでいると思います」。土手本は心底そう思っている。

for Startups, Inc.には、パワーの7割をヒューマンキャピタル事業に割き、残り3割を他の自主的な活動に割くという人材活用の方針がある。「ヒューマンキャピタリストの仕事はもちろん、しっかりやります。でも自分は『3割』に強い人間として、自分らしさを発揮したい」と土手本は誓う。続けて、笑顔で「本当に苦労をしても、やった先に楽しいことが待っていると味をしめました」とも。

「SLUSH ASIA」の経験は、土手本に様々なものをもたらした。「何より、本来ならお金を払って講演を聞くような起業家の方々と接し、直に話を聞けたのです」。その経験は、キャピタリスト業にも活きている。これから挑戦する「EO Tokyo」の事務局も、いつかfor Startups, Inc.のビジョンと重なる活動につなげていきたい考えだ。今は、それが具体的に何とはわからないけども。

for Startups, Inc.のメンバーも応援してくれる。「for Startups, Inc.は、飲んでいても楽しいんです」と土手本。「ビジョンやアイデアを語り、みんなが寄ってたかってそれに肉付けしてくれて。その熱意と力が、僕のやりたいことにも大きな助けになるでしょう」。

「3割」を割いてチャレンジしたいことはたくさんある。「チャレンジすればするほど、色んな人に会えました。これからもそうでしょう。成功に必要な人、お金、コミュニティーを実力でしっかり勝ち取れるように、社外での自分のポジションを作りたい。実力と実績がなければ絵空事で終わってしまうので、まずは30歳になるまで懸命にやっていきたい」。土手本怜、27歳。貴重な経験を踏み台に、さらなる高みを目指す。

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