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Interview

生活、そして社会を本質的にアップデートさせていく。次代を見越して日本のものづくりに対する価値の再定義に挑む。

世界で戦えるリアルテック企業を生み出したい。事業創造に直結する夢のある仕事

NET jinzai bankからfor Startupsへ。社名変更は、インターネットセクターだけでなく、あらゆる産業における有望スタートアップを支援していくという会社の姿勢の表れでもある。その変化を受けて、「自分の出番だ」とばかりに新たにジョインしたメンバーがいる。ものづくりに魅入られ、世界で戦えるリアルテック企業を一社でも多く支援したいという熱い思いを持つ神宮司茂だ。航空宇宙、医療、ロボティクス。神宮司の前に、魅力的なマーケットが広がっている。

神宮司茂のインタビュー

民間企業が人工衛星を打ち上げる時代へ。まるで「下町ロケット」の世界

「支援している企業の一つに、人工衛星の設計開発と、人工衛星から得られるデータ提供を手がけるベンチャー企業があります。かつては、人工衛星や宇宙開発は国しかできないもので、民間の出る幕はないと思われていました。でも超小型衛星の技術を磨き、民間でも打ち上げられるようになったのです。100グラム軽くなると打ち上げ費用が1億円安くなるそうです。その会社は、独自性の高い素晴らしい技術を持ち、世界を見渡しても高いコスト競争力を有しています」と、目を輝かせて話すのは神宮司茂だ。

「まるで『下町ロケット』です。都内の一角にオフィスを構え、研究、製作している横で商談も。ものづくりの現場を間近で見られるワクワク感がありますね」。一見普通のオフィスビルに見えても、やっていることは最先端だ。人工衛星から得られる画像データの用途も多様だ。地図はもちろんのこと、損害保険や小売など様々な業界が可能性を見出している。言わば宝の山だ。この会社に限らず、多くのリアルテックのスタートアップにとって、その素晴らしい技術や貴重なデータを最新のビジネスに展開し、広めていくことができるコンサルタントやテクニカルエバンジェリストが加われば、成長の強力なエンジンとなる。

「昔のように、いいものを作れば売れる時代ではありません。お金をかけてCMを打てばいいという話でもない。ピッチコンテストへの登壇や、インフルエンサーとしてSNSなどで拡散するなど、技術やプロダクトを広め、潜在的なニーズも含めて、それを必要とする人につなげることが重要です」。そのようなことに長けた人材が必要だと、スタートアップ企業に提案し、成長への道筋を作る。for Startupsで、神宮司が情熱を持って取り組んでいるのは、そのような活動だ。価値ある技術を持つ素晴らしい企業の数々を、自らの手で世の中へ、世界へと打ち出していく決意だ。

自らスタートアップに身を置き、素晴らしさを実感。その経験を広めたい

神宮司は、元々、弁理士を目指していた。日本企業の競争力の源泉である知的財産の世界に魅力を感じたためだ。卒業後、1回だけの挑戦と決め、残念な結果に終わったものの、知的財産に関わる仕事をするという夢は捨てなかった。そして、入社したのがアスタミューゼ株式会社だ。知的情報データベースや技術活用コンサルティングを手がける、知的財産領域のベンチャー企業だ。入社当初は、マンションの一室にオフィスを構え、社員も10人ほど。絵に描いたようなスタートアップだった。神宮司にとっては、学んできたことを活かし、新しい技術やビジネスが生まれる支援ができる魅力的な仕事だった。2008年に入社し、約10年間在籍した。

「その間にオフィスは3回移転、そのたびにフロアは広くなり、社員は、退社する時には60人近くまで増えていました」。スタートアップが成長していくプロセスを、中にいるメンバーとして経験。「得難い経験で、やりがいも大きかった」と神宮司は言う。だが、神宮司にとって、最もやりがいを感じながら楽しく働けたフェーズは、30人規模の頃だった。「その頃の組織は、いい意味でカオス。言ってみれば全員野球です。ポジションがきっちり分かれているわけではなく、臨機応変に、あらゆるポジションを守るような世界でした。幅広く、何でもできる環境で、成長実感を持てました」。

神宮司は、もう一度、その経験をしたいと思った。また、自ら身を置き、素晴らしい経験ができた「スタートアップ」への特別な思いもあった。「スタートアップで得られる価値をより多くの人に知ってもらいたい」、「多くの人にスタートアップで活躍してほしい」その思いを、ストレートに実現できるのが、for Startupsだった。

神宮司 茂のインタビュー

最適な人材を投入することで、世界で戦える会社に変革も。夢あふれる仕事

for Startupsを、「最初は人材紹介の会社だと思いました」と、神宮司は正直に打ち明ける。だが、すぐに違うとわかった。「いわゆる紹介業と違うのは、事業創造に直結していること。今、私がやっているのは、形だけを見ると求職者の支援です。でも、立ち上げたばかりで、自分たちにどのような人材が必要なのかもわからない会社に、『このような考え方、動き方ができる人が加われば、事業が大きく伸びるのでは』と提案し、実際にそのような人をご紹介する仕事なのです」。良き技術があるのに、それを広める手段のない会社に、最適な人材を投入することで、世界に名を轟かせる会社にも変革し得る。for Startupsでの仕事をそのように理解し、神宮司の夢は膨らんだ。

前職の経験から、神宮司は、多くのユニークな技術を持つ会社を知っていた。加えてfor Startupsでは、投資家目線の情報も得ることができる。神宮司は早速、これはと思ったスタートアップにアプローチし、入社早々、その会社に最適な人材を紹介できた。それは、AIを活用して、CTやMRIといった医療画像を診断するソリューションを展開する会社だった。医師が人力でやっていた画像診断を、AIの活用で精度高く実施する。効率化とヒューマンエラーの回避という点で、医療機関のニーズをしっかりとつかんでいることに加え、画像が集まるという点もポイントだ。「このような高度な個人情報は、普通は、集めようにも集められません。でも、これはビジネススキームの一環で収集、蓄積できるのです」と、神宮司は解説する。医療画像のビッグデータ×AIは、必ずやイノベーティブな医療サービスの創出につながるだろう。

このやりがい、将来性、社会的意義の三拍子そろったスタートアップに紹介したのは、医療機器の営業経験を持つ人材だ。より時代にマッチしたものを提案できる仕事にシフトしたいという意向を持っていた。医療知識、経験、前向きな意欲を持ち合わせた人物で、引き合わせた途端に、両者は意気投合した。パズルのピースがピタリとはまるような素晴らしい支援ができた事例だ。

神宮司茂のインタビュー

NET jinzai bankからfor Startupsへ。今後はリアルテックにも注力。そのキーマンになる

既存産業から成長産業への人材の移動―。これは、日本の産業界全体の課題とも言えるだろう。実際に、世界で戦えるリアルテックの領域では、意外な既存技術を活かせるケースもある。IoTやロボティクスの領域で、組み込みエンジニアが脚光を浴びていることは、よく知られているが、こんなケースもある。「印刷機械のメーカーで機械設計を担当していた方が、自動運転のロボットを作る会社に移ったケースを知っています。既存の技術は、意外なところで親和性があるのです。私も、企業からお話を聞いて、なるほどと思うことが多いです」と、神宮司は言う。

多様な領域の技術知識を持つ神宮司でさえ、こうだ。仕事に邁進するなかで、知識がせまく深くなりがちなエンジニアにとっては、自分の技術が、他業界でどう活きるのかを知ることは難しいだろう。オープン技術を使うインターネットやWebの業界と異なり、製造業は、知的財産の塊である技術を秘匿することが多い。自然と、社外の人との交流や情報交換の機会は乏しく、最新の技術動向へのアンテナも鈍くなりがちだろう。

「機械系のエンジニアの方は、個人の特性ではなく、業界の特質上、閉じてしま人が多いです。そのような人に、いかに新しい世界への扉を開けてもらうかが課題です」と神宮司。彼らを表舞台に引っ張り出し、世界で戦える成長産業への移動を促す。そして日本のものづくり、および、既存のものづくりから進化した新しい産業を発展させる―それが、神宮司の強い思いだ。そのための一歩として、今、オンラインでの情報発信のほか、コワーキングスペースなどエンジニアが集まりそうな場所に出向いてリサーチするなど、オンオフ両面で活動中だ。いずれはfor Startupsで、ハードウェア系のエンジニアを集めるイベントやアイデアソンの実施、官民を巻き込んだものづくり支援の活動も実施していきたいとする。

Web・オンラインサービスが巷に溢れている時代だからこそ、あえて日本らしいものづくりに回帰することが必要だと神宮司は考える。インターネットやWEBサービスが進化しても、人がそれを体験するには、フィジカルな要素が必要だ。スマホ・タブレット・PC以外にも、生活者の行動にもっと溶け込むようなインターフェースやデバイス、IoT製品があっても良い。優秀な方々がリアルなものづくりに回帰することが、結果的に、生活、そして社会を本質的にアップデートさせていく。for Startupsにとっても新たな挑戦とも言えるリアルテック支援を通じて、日本のものづくりに対する価値の再定義をしていくことが、次代を見据えて日々精力的に活動する神宮司の目標だ。

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