成長産業支援事業を推進するフォースタートアップス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:志水雄一郎 以下、フォースタートアップス)は、継続的に国内スタートアップ動向に関する調査を行い、当社サービスである「STARTUP DB(スタートアップデータベース)」に調査結果を公開しています。2022年11月に発表された資金調達のランキングに加え、2022年1月1日〜11月30日までを対象とした「国内スタートアップ資金調達金額ランキング(2022年1-11月)」を発表いたします。
・ タイミーによる183億円の資金調達が今月のTOP、2022年累計のランキングでも4位に
・ 五常・アンド・カンパニーは70億円の資金調達を発表し、2位にランクイン
・ 10億円以上の資金調達を発表した企業数は13社
2022年11月はタイミーによる183億円の資金調達が発表され、注目を集めました。本調達は、みずほ銀行、三菱UFJ銀行、りそな銀行などの大手銀行からの借入によるもので、長期借入やコミットメントライン(融資枠)などを含んでいます。今回の調達では、同社の直近の事業拡大による財務実績や将来性を踏まえた信用力が評価されました。いずれも無担保・無保証・希薄化無し、借入金利はAll-in costで年利1.0%未満と、調達条件・コストを抑えた上での資金調達額最大化を実現しています。同社が提供するスキマバイトサービス「タイミー」の高成長により事業運営に必要な運転資金が急激に増大していた中、無担保無保証かつ低金利での借入のみによる大型資金調達に至りました。今後も安定した資金調達基盤の確立を行い、適正な財務バランスを構築しながら資金使途に応じた調達手法の多様化を進めていくようです。
五常・アンド・カンパニーは第三者割当増資による70億円の資金調達を発表。GMO VenturePartners、TGVest Capital、SOMPOホールディングスのCVCからの追加出資に加え、計21社にのぼる国内外の機関投資家と、複数の個人投資家が引受先となっています。マクロ経済の不安定化、ロシアによるウクライナ侵攻、ミャンマー及びスリランカの政情不安など厳しい事業環境の中、五常グループへの信頼と今後の成長への期待により既存株主のリードによる資金調達が実現しました。過去最高の新規融資額を達成したインド事業、周辺国の政情不安にいち早く対応したタジキスタン事業が成長を牽引する中、今後はインドを中心に、成長が再加速する既存グループ会社の財務基盤強化とデジタル化を推進しつつ、アジア・アフリカ地域における新たな投資先の買収等にも注力していくそうです。
また、ミラティブが34億円の資金調達を実施しました。MIXI、丸井グループ、KDDI Open Innovation Fund 3号、バンダイナムコエンターテインメント、セガの5社からの第三者割当増資と、商工組合中央金庫、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、りそな銀行からの融資となっています。今後は日本のSNS・スマホゲーム業界を牽引してきたMIXIやゲーム・エンタメ業界を代表するバンダイナムコエンターテインメント、セガが培ってきたゲーム体験やIPとライブゲーミングの融合をさらに推進。また、関東を中心に大型店舗を持つ丸井グループや日本の通信事業を代表するKDDIと連携することで、オフラインを含めたコミュニティを盛り上げ、クリエイターエコノミーを支援していく方針とのことです。
・ タイミーと五常・アンド・カンパニーが、それぞれ4位と16位に新規ランクイン
・ TOPは依然として自然電力、UPSIDER、アルムの3社
・ 年内の合計資金調達金額が100億円を突破した企業数は9社に
2022年の1月から11月の合計調達金額では、11月に大型調達を実行したタイミーが4位、五常・アンド・カンパニーが16位に新規ランクインを果たしました。また、合計資金調達金額が100億円を超えた企業は9社にのぼります。Spiberとソフトバンクロボティクスグループについては、累計資金調達金額が1,000億円を超えており、今後の動きに引き続き注目が集まっています。
TOP3の顔ぶれは先月から変化が無く、自然電力、UPSIDER、アルムが依然として上位を占めています。
ランクイン企業のピックアップニュース
UPSIDER
挑戦者を応援する法人カード「UPSIDER」利用企業様向け優待プログラム「Boost Your Business」を発表(2022/11/10)
Synspective
SynspectiveとGCRSがインド・南アジアでのパートナーシップを発表。重要インフラ・鉱業領域におけるSAR衛星ベースのリスク分析ソリューションを提供(2022/11/15)
アルム
モデルナ・ジャパンとアルム、新型コロナウイルス感染症拡大抑制と社会経済活動活性化の両立を目指す感染症対策DXの構築に向けた「戦略的パートナーシップ」締結のお知らせ(2022/11/30)
ティアフォー
国内初自動運転EVを用いた無人搬送サービス提供を開始(2022/11/30)
『STARTUP DB ENTERPRISE』参画パートナー企業申し込み受付中
『STARTUP DB ENTERPRISE』とは?
スタートアップエコシステムにおける事業会社や投資家などのエコシステムビルダーの皆様と、国内スタートアップ、それぞれが信頼のできるパートナーとのアライアンス機会の創造をサポートする機能です。また、成長産業に特化した情報プラットフォーム『STARTUP DB』をさまざまな機能をアップグレードしてご利用頂けます。
【調査概要】
タイトル:「国内スタートアップ資金調達金額ランキング」
・調査期間:2022年1月1日〜11月30日まで(2022年12月1日時点)
・レポート記事:STARTUP DB (https://startup-db.com/magazine/category/research/funding-ranking-202211)
・調査機関(調査主体):フォースタートアップス株式会社(自社調査)
・調査対象 :当社サービス『STARTUP DB』が取得した登記簿謄本、プレスリリース、ニュース情報に記載している情報
・有効回答数(サンプル数) :15,000社
・調査方法(集計方法、算出方法) :期間内のデータを集計
※当社が取得した登記簿謄本に記載している情報を元に参考値として算出しておりますが、当社は、本情報の正確性、信頼性、完全性を保証するものではなく、本情報に基づいて被ったいかなる損害についても一切責任を負いません。
STARTUP DB(スタートアップデータベース)について
国内最大級の成長産業領域に特化した情報プラットフォームです。企業データベースは、15,000社以上の日本のベンチャー・スタートアップ企業の情報を保有するとともに、起業家・投資家、エコシステムビルダーの方々累計100名以上のインタビューコンテンツをリリースしています。2019年6月24日より、英語版リリース。また、世界最大級のベンチャー企業データベース「Crunchbase」とデータ連携し、日本企業の情報を海外のプロフェッショナルに届けることで、国内の成長産業領域市場の発展に貢献しています。
【フォースタートアップス株式会社 概要】
社名:フォースタートアップス株式会社
代表者:代表取締役社長 志水 雄一郎
設立:2016年9月1日
事業内容:成長産業支援事業
証券コード:7089(東証グロース市場上場)
所在地:東京都港区六本⽊1-6-1 泉ガーデンタワー36F
フォースタートアップスは、「(共に)進化の中心へ 」というミッションを掲げ、「for Startups」というビジョンのもと、インターネット/IoTセクターをはじめ、ディープテック等リアルビジネス領域も含めた起業支援と転職支援を中核とした成長産業支援事業を推進。国内有⼒ベンチャーキャピタルと連携したスタートアップ・ベンチャー企業への戦略的資⾦⽀援や、成長産業領域に特化した情報プラットフォーム「STARTUP DB(スタートアップデータベース)」の運用、及び、大企業や行政との共創モデルによる産業エコシステム強化にも取り組んでいます。今後もミッション・ビジョンとともに、日本の成長・発展に貢献してまいります。
採用情報については、 当社の採用ページをご確認ください。
https://www.forstartups.com/careers
【本件に関する取材等のお問い合わせ】
フォースタートアップス株式会社 PR担当 : 宮本、堀
[TEL : (代表)03-6893-0650 / FAX:03-6893-0651 / MAIL : pr@forstartups.com]