【STARTUP DB】調査結果 スタートアップ資金調達金額ランキング(2024年11月)

2024-12-11
【STARTUP DB】調査結果 スタートアップ資金調達金額ランキング(2024年11月)

成長産業支援事業を推進するフォースタートアップス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:志水雄一郎 以下、フォースタートアップス)は、継続的にスタートアップ動向に関する調査を行い、当社サービスである「STARTUP DB(スタートアップデータベース)」に調査結果を公開しています。今回は、2024年11月に発表された「スタートアップ資金調達金額ランキング(2024年11月)」を発表いたします。

2024年11月に発表された資金調達の金額ランキング
※め11月に発表された調達を基にしているため、2024年11月以前に資金調達が実施されたものも含まれます。

1位は法人向けにクレジットカード事業を行うUPSIDERで、シリーズDラウンドで合計で154億円を調達しました。調達額にはエクイティによる55億円と、2024年初頭からの累積デット調達99億円が含まれます。

同社は既存の法人カード「UPSIDER」や「支払い.com」の成長を基盤とし、2023年にはAIを活用した業務効率化ツール「UPSIDER Coworker」やデットファンド「UPSIDER BLUE DREAM Fund」を立ち上げました。これにより、サービス導入企業数や決済額が急速に拡大しました。

今後、ホールディングス体制への移行を進め、事業子会社化による各プロジェクトの独立性を強化する計画を発表しました。また、全国主要都市への拠点展開を目指しており、すでに大阪支社が稼働中とのことです。国内外の投資家と連携しつつ、金融分野での新たな挑戦を続けていく方針だそうです。

2位は法人調査プロセスを自動化するクラウド型ソフトウェア「SimpleCheck(シンプルチェック)」を提供するシンプルフォームで、シリーズBラウンドで26億円の第三者割当増資と14億円の借入による総額40億円の資金調達を実施しました。

同社は、法人の審査業務を効率化・高度化するための「SimpleCheck」や「SimpleMonitor」といったプロダクトを提供。これにより、法人の属性やリスク情報をデータベース化し、非対面取引の安全性を強化すると同時に、金融機関を中心に多くの企業で採用されています。

今後は既存プロダクトの強化、新規プロダクト開発、組織体制の拡充を進め、審査業務をワンストップで支援する「SimpleForm」の構想を実現し、社会的影響力をさらに拡大していくとしています。

3位は量子コンピュータのソフトウェア開発を手掛けるQunaSysで、シリーズB2ラウンドで総額22億円の資金調達を実施しました。調達額にはエクイティによる17億円と、三井住友銀行から5億円の融資が含まれます。

同社は、量子コンピュータの実用化を目指したアルゴリズムやソフトウェア開発を強みとし、誤り耐性量子コンピュータの時代を見据えた新たな応用技術の研究や開発に注力。2022年以降、大阪大学などとの共同研究を通じて量子化学計算の新手法を開発し、CAE分野での応用可能性を広げてきました。また、欧州拠点設立や政策的イニシアティブへの参加を通じて、国内外での量子技術の社会実装に向けた事業展開も進めています。

今回調達した資金は、量子コンピュータが産業に貢献する未来を実現するための事業推進に活用される予定とのことです。特に、基盤技術の開発や新たな応用領域の開拓に注力し、エンドユーザー企業やパートナーと共に、量子技術の産業課題解決を目指すそうです。同社は引き続き、国内外の量子産業の成長を牽引し、量子コンピュータの社会実装に貢献していく方針とのことです。

4位は次世代のデジタル学習塾「個別指導 コノ塾」を運営するコノセルで、20億円の資金調達を実施しました。この調達により、累計資金調達額は47億5,000万円に達しました。

同社が運営する「コノ塾」は、デジタル技術とリアルな指導の融合が特徴。独自開発のアプリで学習データを詳細に記録・分析し、教室長が生徒一人ひとりに合わせたコーチング型指導を提供しています。また、教室展開においては、教育現場の効率化を目的としたデジタル化を積極的に進め、教職員が教育そのものに集中できる環境を整備しています。

今回の資金調達を機に、同社は教室展開をさらに拡大する計画で、オリエンタルランド・イノベーションズとの連携を強化し、リアルな場のオペレーション力を活かした教育サービスの充実を目指すとのことです。デジタルとリアルの融合による教育の新しいスタンダードを築き、さらなる成長を見込んでいます。

当社は、今後もSTARTUP DBを通じて、スタートアップエコシステムの活性化を行い、成長産業の発展に貢献してまいります。

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【調査概要】

タイトル:「スタートアップ資金調達金額ランキング」
・調査期間:2024年11月1日〜11月30日まで(2024年12月5日時点)
・レポート記事:STARTUP DB (https://journal.startup-db.com/articles/funding-ranking-202411
・調査機関(調査主体):フォースタートアップス株式会社(自社調査)
・調査対象 :当社サービス『STARTUP DB』が取得した登記簿謄本、プレスリリース、ニュース情報に記載している情報
・有効回答数(サンプル数) :25,000社
・調査方法(集計方法、算出方法) :期間内のデータを集計
※当社が取得した登記簿謄本に記載している情報を元に参考値として算出しておりますが、当社は、本情報の正確性、信頼性、完全性を保証するものではなく、本情報に基づいて被ったいかなる損害についても一切責任を負いません。

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【フォースタートアップス株式会社 概要】
社名:フォースタートアップス株式会社
代表者:代表取締役社長 志水 雄一郎
設立:2016年9月1日
事業内容:成長産業支援事業
証券コード:7089(東証グロース市場上場)
所在地:東京都港区六本⽊1-6-1 泉ガーデンタワー36F
https://forstartups.com/

フォースタートアップスは、「(共に)進化の中心へ」というミッションを掲げ、「for Startups」というビジョンのもと、国内有力VCとの連携による起業支援や、スタートアップ企業の組織構築を含めた人材支援を中核に、戦略的資金支援も行うハイブリッドキャピタルとして成長産業支援事業を展開。また、成長産業領域に特化した情報プラットフォーム「STARTUP DB」を中心とした産官学共創モデルによるスタートアップエコシステム構築にも取り組んでいます。
採用情報については、 当社の採用ページをご確認ください。https://www.forstartups.com/careers

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